上部障害クリア工法
上部障害クリア工法
●上部障害物クリア工法について
橋梁や高圧電線の下など上部に障害のある現場、あるいは現在完成している建築物の更にその下を開発する必要性のある現場など、厳しい制約条件下で活躍するのがこのシステムです。例えば老朽化した鉄道橋や道路橋などの改築にあたって、既存の交通に全く支障を来さず、日常生活を続けながら新設、甦生、補強することができます。今までのように古い橋を壊して新設することは、現在の都市機能においては交通や防災の問題、また経済波及効果などから見てまず不可能です。本工法は上部障害に対してこれをクリアするために機械寸法を徹底的に圧縮し、関連機械と共にシステム化を図った工法です。
上部障害クリア工法の特徴
●特徴1 空頭制限で、卓越した圧入施工機能を発揮
機械寸法を徹底的に圧縮した吊込装置一体型のクリアパイラーにより、圧入の優位性を損
なうことなく、空頭制限下でも効率的な圧入施工が可能です。
●特徴2 現況の都市機能を阻害する事なく短後期での施工が可能
施工システムのコンパクト化により、上部構造物を撤去・復旧する必要がなく、複数機の導入による同時施工
も可能で、大幅に工期を短縮できます。
●特徴3 高い経済効果と環境負荷の低減
仮設道路や仮設桟橋の設置など、仮設工事を必要としないため、最小の施工機械とシン
プルな施工工程で大幅な工費の削減を実現します。また、静荷重圧入のため、騒音や振 動などの公害も発生しません。
●特徴4 転倒の危険性がなく、高い安全性を実現
圧入機本体は完成杭をしっかりとつかむため、転倒お危険性はありません。